オーナーから ペットホテル ペットサロン デルタ

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どういう気持ちで死にたいか?

私は高校のころ電車通学でした。

片道30分ほどの時間は読書をしていることが多かったです。

あるとき三国志を呼んでいた時、魏王の曹操が死ぬ場面で「人は良い死を得るために生きるんだな」という言葉がありました(うろ覚えなので正確でないかも)。

その時は、良い言葉だなくらいにしか思いませんでした、大学に上がり、就職、結婚などど人生に大きな決断を迫られる場面でよくこの言葉が頭をよぎりました。

自分が死ぬときにどちらの決断をすれば後悔しないだろうか、と。

 

大事なことを考える時間を

多くの人は人生において最も大事なことをあまり考えていないように観察されます。

自分がどう生きたいか、どういう人間になりたいか、社会にどういったものを残したいかなど。

そういうことを考えずに、いやそういうことを考えていないからこそ、ちょっといした悪口に落ち込み、無関係の他人のスキャンダルに怒り、ちょっとした娯楽を得ることに躍起になってしまいます。

もちろんそういった人生が悪いわけではありませんが、私はそれがなんとなく嫌でした。

私は漫画好きでよく読むのですが、登場人物のような人生を送りたいと思っていました。

漫画に出てくる登場人物は、何か大きな目的があり、どんな困難があっても、それを諦めず、最後にはやり遂げます。

対象が何であれ、死ぬときに「生き切った」と思える人生にしたいと思っていました。

 

デルタとの出会い

とはいえそういった想いを持っていても何かやりたいことがあったわけではなく、とりあえず大学を卒業し、就職して日々を過ごしていました。

ただ、常になにか夢中になれ、人生をかけられる対象を探して、色々なことに手を出しました。

その中の一つに「犬を飼う」という事がありました。

犬は昔から買いたかったのですが、環境が許さず、大人になったら飼おうとずっと思っていました。

就職しパートナーもいてある程度生活基盤が整ったので、デルタを飼い始めました。

飼い始めたらもう頭はデルタのことでいっぱいです。

初めてのワンちゃん、上手くいかないことも、大変なこともありましたが、すべてが楽しかったです。

どうしたらもっとデルタが楽しくなるかな、健康でいられるかな、トレーニングはどうすればよいのだろうという事で、しばらくは仕事中もずっと考えていました。

一方で犬について勉強をする過程で、飼育環境の難しさや、殺処分問題なども目に付くようになりました。

「犬に関してなら人生をかける価値があるかも」そう思うようになりました。

 

開業まで1年。時間の重みを忘れてない?

デルタを飼い始めて一番悩んだのが、デルタの預け先です。

幸い実家が近かったので、たまにデルタを短時間預かってくれる場所はありましたが、それ以外でデルタを安心して預けられるところが自宅の近くにありませんでした。

ケージにいれっぱなしは嫌だし、多少高くても怖がりのデルタをしっかり見てくれるところを探しましたがありませんでした。

そして調べると同じような悩みをお持ちの飼い主様がたくさんいました。

そこでペットホテルを開業したいと考えるようになりました。

ペットホテルは、比較的簡単に開業が可能です。そのころは認定資格さえあれば開業ができます。

実務経験、必要なテナント、設備などを計画すると最短で1年で開業が可能だとの見込みもつきました。

(ヒューマンアカデミーたのまなさんでお金を払って実務経験を積みました。ヒューマンアカデミーさんとは開業支援セミナーなどを開かせて頂きました。)

そして半年は前職につとめながら、最後の半年は開業に専念して、予定通り決意指定から1年後にデルタを開業しました。

未経験から1年で開業はちょっと急ぎすぎとの印象も持たれるようですが、自身の年齢(30代前半)や体力を考えたとき、新しい分野に飛び込むにはぎりぎりだと考えていました。

私は自分のサービスでペット業界を変えたいとの想いも持っていたのでなおさらです。

周囲の人を見ていて感じることの一つに、人生が有限だという事を認識されていない方がいらっしゃるように感じます。

もちろん40代や50代になっても新しいことを始めることはできます。

しかし、どこまで到達できるかでいえば、20代、30代から始めている人にはかなわないと考えています。

時は金なり、と言いますが、金のレートは一般に考えられているよりずっと高いと感じています。

やりたいと感じたら、すぐにやることが大事だと思います。

 

犬が本当に好きなら、もう動いているはず

私はスタッフ採用に関しては”やる気”を重視しています。

”やる気”と抽象的なことを書いているようですが、”やる気”とはこれまでの行動のことです。

募集に来た方の中には「将来ペット業界で働きたい」という方も複数名いらっしゃりましたが、「そのためにどういうことをしてきましたか?」という事を聞くと、何も動いていない方がほとんどでした。

もし本当に”やりたい”という気持ちがあるのであれば、何かしらの行動に現れるはずです。

「ネットで業界のことを調べる」「本を読んで勉強する」「資格を取る」

これが”やる気”というものです。

このページを見ている人は少なくとも、夢に向かって計画し、行動している人です。

こういった自主的な行動がとれる方に、ぜひペット業界に飛び込んでもらい、ペットと飼い主様のために良い生活を提供できるようになれば良いと思っています。

 

 


ペットホテル &サロン デルタ

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