パピー(子犬)を迎え入れたら~ケージにいれておかなきゃいけないの?~ ペットホテル ペットサロン デルタ

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こんにちは。川崎市幸区南加瀬の犬の学校デルタの佐々木です。

デルタではパピーちゃんのしつけやトレーニングのご相談をお受けしております(詳細:犬の学校デルタ)。

家に来たばかりのワンちゃんは、ワンちゃんも飼い主様も戸惑いばかり、来てからしばらくの間はお互いわからないことだらけです。

ただ来たばかりの時期はたいてい子犬の社会化期と言われる大事な期間、この期間にどういった経験をしたかが今後の犬生に大きな影響を及ぼします

ワンちゃんを迎え入れてから私たちがぜひして欲しいと考えていることを書かせて頂きます。

 

何を目的にワンちゃんを飼う?

そもそも私たちは何のためにワンちゃんを飼うのでしょうか?

かわいいから、情操教育のため、生活のうるおいとして、、、

ワンちゃんを飼う理由は人それぞれで、正しい・正しくないということはありません。

しかし、忘れないで欲しいのはワンちゃんというのは高度な知能を持った命であり、自分の都合で迎え入れる以上、ワンちゃんを幸せにする義務が飼い主にはあると考えています。

吠え声がうるさいから、噛みつくから、おしっこする場所を覚えないから、これらの行動は人にとって困ったことですが、犬たちにとっては自然な行動です。

少し前の従来の犬のトレーニングは「吠えなくする」「噛まなくする」ことを目的にトレーニングを行われていましたが、私たちはこれを人間本位なトレーニングだと考えております。

なぜ犬がそうするのか、どうしたら犬が幸せになるのかを理解して、人社会で生活するうえで犬にQOL(Quality of Life:生活の質)を人との生活の中でどう上げていくかが私たちのトレーニングの目的です。

 

パピーはケージにいれておいた方がよい?

ワンちゃんを迎え入れたばかりの飼い主様からよく「ペットショップの店員からしばらくはケージにいれっぱなしにした方が良いといわれた」という話を聞きます。

これは目的がいまいちわからないのですが社会化期という大事な時期にケージにいれっぱなしにするのはとてももったいないし、何よりワンちゃんがかわいそうだと思います。

たしかにパピーちゃんは自分の体力を考えず遊んでしまったり、誤飲や家具でけがをする危険があったりと成犬に比べてフリーにするリスクがあることは確かです。

しかし、社会化期という大事な期間に様々な経験をしないことによる将来的なリスクをの方が高いと私たちは考えています。

もし愛犬をしっかり見ていられて本人が元気なのであれば、ぜひたくさん愛犬と遊んであげてください!

遊んでいる間しっかり見てあげる、誤飲するようなものを置かないようにするなどの環境設定を行えばリスクはそれほど多くないと考えています。

 

まずは社会化!しつけは半年過ぎてからで大丈夫

よくワンちゃんを迎え入れてすぐにオスワリやマテを教えている飼い主様がいらっしゃいます。

もちろん悪いことではありません。早いうちから色々な行動を覚えさせること自体はマイナスにはならないでしょう。

でも前述したように生後半年までの社会化期は人間でいえば乳児みたいなもの、しつけをするよりも人間社会にどんなものがあるかを見てもらう事の方が重要です。

・色々な素材の床を歩かせていみる

・種類の違うおもちゃで遊んで貰う

・たくさんの人からおやつをもらう

・正しいボディランゲージを持った犬に会う(狂犬病が終わってから!)

オスワリやマテといった”芸”は正しい方法で行えばすぐにできるので、無理にこの期間で行う必要はありません。

それよりは人がたくさん遊んであげて、ワンちゃんにとっての飼い主様の価値を上げたり、人にやってい良いこと悪いことを覚えてもらったりすることに時間を使った方が有意義だと考えています。

 

社会化期!「とにかく色々経験させよう!」は危険!?

前の章でも書いた「社会化期」という言葉を多くの方が知るようになってきてくれました。

一方で「社会化期」=「色々経験させる」と考えている飼い主様が多く注意が必要だと感じています。

社会化期は確かに色々な刺激を受け入れやすい期間ですが、それは「正しい経験」をした場合に限ります。

もしこの期間に怖い思いをした、犬に追いかけられたなどの経験をすると、逆に刺激に敏感になって、何もしなかった時よりも悪化するというケースもあります

トレーナーさんに社会化の方法を指導してもらうことをお勧めします。

 

正しい経験のをさせるには

「正しい経験」とはどんなものでしょうか?

それはワンちゃんが楽しいと思う経験です。

・車に乗る=公園に連れて行ってもらえる

・お皿が出てくる=ご飯を食べられる

・リードをつける=お散歩にいける

といったように車、お皿、リード、という本来それ自体が楽しいものではないものの、それに付随して起こることが楽しいと、それ自体が楽しく経験と結びつきます。

これを利用して、初めて外に行く子はおやつをあげながら外を歩いたり、車が見えたら褒める、バイクが通ったら遊んであげる、など経験したものと良い刺激を上手く結びつけることが重要です。

 

その他、経験させた方が良いもの

あとはどんな経験をさせればよいでしょうか、いくつか書き出してみます。

①車やバイクなどの人口の動くもの

②色々な人(女性、男性、大きい人、小さい人、太った人、老人、制服を着た人、子供etc)

③色々な地面(アスファルト、芝生、土etc)

④音(バイク、人の声、犬の声、)

⑤犬

⑥場所(トリミングサロン、動物病院、ペットホテルetc)最近は遊びに来るのOKというところも増えています!

 

最後に

こういったブログ記事というのは多くの人に向けて書くため、どうしても一般論に終始してしまいます。

ただ、ワンちゃんや飼い主様にはそれぞれ環境や個性があり、課題、問題は十人十色です。

そういったその家庭に合わせたトレーニングが特に愛犬を迎え入れた最初の段階では重要だと考えています。

自分に合ったトレーニングをご希望の場合はぜひデルタの犬の学校のパピークラスやパピーパーティにご参加ください!

 


ペットホテル &サロン デルタ

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