【経営編第1回】ペットホテル開業ブログ「成功を”確信”してから開業しよう」

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こんにちは。デルタの佐々木です。

デルタではペットホテルなどペット保管業を中心とした開業のお手伝いをしています。

このブログではペットホテルを中心とした開業のためのノウハウを書いています。

経営の1回目は経営を勉強することの重要性についてです。

 

日本では毎日どのくらいの会社が設立されているか知っていますか?

答えは約400件。年間ではありません。毎日これだけの会社が設立されているのです。

会社を作った人の中に、失敗することを見越して開業する人はいないでしょうが、毎日多くの法人が倒産しているのが現実です。

データをみても、開業して1年以内に店を閉めてしまう人が5%,5年だと約20%の人が閉業してしてしまうというデータもあります。

誰もが成功を期待して開業するのに倒産してしまう会社が多いのはなぜでしょうか?

私は経営力がその分かれ道だと考えています。

 

目次

  • その開業バクチになっていない?
  • 開業は成功しなければならない
  • 成功ってなに?
  • 経営について学べば失敗しなくなる?

 

その開業バクチになっていない?

このブログを読んでいるあなたは開業を考えていると思います。

きっと頭の中には成功のイメージがあるでしょう。

 

どれくらい具体的に成功をイメージできていますか?

 

ペットホテルを開業するとしたら、毎日何頭くらいのお客様が来ていますか?

それは平日は何頭くらいで、土日祝日は何頭くらいでしょうか?

また、何時に起きてワンちゃんのお世話をはじめますか?

起きてすぐにどういったお世話をしますか?

 

以前相談に来たお客様の中に

「最大7頭を自宅で預かりたい、お散歩は一人ずつ、フリータイムもたくさん設けたい」

という方がいました。

しかしながら、仕事量を考えると、以下のようになってしまいました。

お掃除(1日2回) 2時間
ご飯をあげる(朝、夜) 2時間
散歩(朝、夜) 4時間
フリータイム3h、2ターン(朝、夜) 12時間
報告 2時間
お客様対応 2時間
合計 24時間

残念ながら必要なお世話をするだけで1日が経ってしまいました。

多くの方が自身の理想のサービスを実現しようとすると、かなり無理のある労働環境になることが判明します。

また、売上に関しても同様に甘い見積もりをしてしまっているお客様が多いです。

「最大頭数は3頭くらいにして、売上を600万円くらいにしたい」

というお客様。

最大頭数を3頭にすると、とてもうまくいって、土日祝日は満員だとしても、平日は1頭程度になるでしょう(デルタのデータより)。

土日祝日120日、平日を245日とすると、年間の預かり頭数は120×3+245×1=605頭なので、600万円の売り上げをあげるには、年中無休(犬がいない日に休む)で1泊の売上単価を1万円にしなければなりません。

まあ、これはいけない数字ではないとは思いますが、値段をそこまで高価にする予定がなかったその方は計画の修正を余儀なくされました。

 

売上に関係する要因はもちろんもっとあり、地域の犬の数や、競合、個々人のスキルなどありますが、いずれもちょっとした計算で推定することができます。

「いや、商売は運もあるので一概に失敗するとは言えないのではないか」

と思われる方もいるかもしれません。

確かにそれはその通りで、私は色々な方の開業に立ち会ってきましたが、計画を上回る売り上げを上げている方はいます。

ただ、それと同じくらい苦労している方も知っています。

経営は確かに運もあります。

しかしながら、運に頼っていたらその開業はバクチにすぎません

経営の知識があれば、成功の確率を高めることができます。

この講座では、小規模のペットホテル程度であればかなりの正確な事業計画を立てられるようになるでしょう。

 

開業は成功”しなければ”ならない

なぜ私が開業する人に成功を強く強調するのか?

私の仕事は開業支援なので、開業後にその会社が成功するかどうかはあまり関係がありません(実績として成功店が増えることは好ましくはありますが)。

これはペット業界自体を良くしたい、という想いがあるからです。

私はもともと学生の頃から理系の勉強をしており、就職した会社もメーカーでした、そういったこれまでのキャリアを投げうってペット業界に転身したきっかけは、ペットの環境を良くしたいという想いがあったからです。

殺処分の問題を筆頭として、現在ペットが置かれている環境は恵まれているとは言えません。

ペット業界はまだまだ未熟で、様々な問題・課題がありますが、主な原因は経営者の経営力のなさだと考えています。

経営力のないオーナーが実施しているお店は、従業員もペットたちも(ときにはオーナー自身も)大変な思いをしています。

こういった状況から、人が離れやすく、結果としてノウハウがたまらずに未熟であるお店ばかりになっています。

この状況が今後も続けば、ペッ業界自体が崩壊する可能性もあると考えています。

「私はひとりで開業するから関係ない」という人もいるでしょう。

でも、もし開業したあなたがずっとつらい思いをしていると、それを見た人はペット業界に魅力を感じなくなってしまいます。

ペット業界にいる人が成功して楽しく暮らしている姿を見せることが業界の活性化、ひいてはペットのためになると考えています。

 

成功ってなに?

補足的な内容ですが、これまで繰り返し開業が成功しなければならないと言っていましたが、成功の定義が人によって違うことは理解しています。

例えば、お店を借り、人を雇い、たくさんのお客さんを呼び込んでお店の経営をする人と、自宅で数頭のワンちゃんをお預かりする人では”成功”の定義が違います。

私の開業講座では、はじめにこの点をしっかりと把握したうえで支援を行います。

売上が毎月100万必要なのか、10万程度でももうけもんなのかで、必要な経営力は変わってきます(もちろん前者の方が難しい)。

 

経営について学べば失敗しなくなる?

なります。これは間違いありません。

たくさんの会社が経営者の変更によって息を吹き返しています。

JAL,Apple,マクドナルドなど、一時的に経営が傾いた会社が、経営者の変更により息を吹き返した事例は多数にあります。

これらの会社は、サービスが大きく変わったり、人が入れ替わったりしたわけではありません(多少はもちろんありますが、事業内容や形態は変わっていない、という意味で)。

経営とは、会社やお店が保有する資産(お金、人材、機材、ブランド)をどう配分するかが主な仕事であり、これを市場の需要に対して適切に分配できるかかが重要ということです。

優秀な経営者は、市場の構造を理解し、顧客の需要を把握したうえで、企業の課題を見極め、それを実務レベルに落として解決策を提示します。

開業前は、この資産配分を自由にできる状態です。

経営の知識があれば、上記のような大企業の経営者ほどは無理にしても、成功の確率を高めることはできます。

次章からは、この経営知識について記していきます。


ペットホテル &サロン デルタ

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