【デルタコラム第7回】おやつを使うのは良いこと?悪いこと? ペットホテル ペットサロン デルタ

 

こんにちは。川崎市幸区のペットホテル&サロン デルタのオーナーの佐々木です。

ワンちゃんのおやつの使い方って意外とむずかしいですよね。

人間みたいに完食としてあげればよいのか、しつけのついでにあげるべきなのか、、、

デルタでは、ホテルやサロンに来たワンちゃんに積極的におやつを使わせて頂いています。
これはワンちゃんにとって、おやつが”わかりやすく”かつ”高い”報酬になるためです。

動物にとって一番大事なことは?

現代の恵まれた社会でついつい忘れがちですが、動物にとっても最も大事なことの一つが食事です。
動物は基本的に生命維持のために多くの時間を費やします
時間があればご飯を探し、食べた後はエネルギーを節約するために寝て、起きたらまたご飯探すのが野生の基本スタイルです。
犬にとってもそれは同じで、生きるために最も必要なご飯に強い関心を示します。
例外はありますが、ほとんどのワンちゃんはご飯をものすごく喜び、普段寝てばかりの老犬ですら、ペットフードのガサガサ音が聞こえたら途端にかけて来るといったことも珍しくはありません。

おやつの使い方

おやつのあげ方に明確にこうしなければならない、というものはありませんが、人間のように犬には間食が必要ないと(いまのところは)考えられています。
そもそも人間が間食を必要としているのは、ご飯を食べて上がった血糖値が下がっていく際に空腹感を感じるため、夕ご飯までのちょっとした時間血糖値をあげるために炭水化物が多いおかしを食べます。
一方で、ワンちゃんの場合は、もともとドカ食い(1回でまとめてエネルギーを接種する)が基本で、食事の間隔が空いても平気だと言われています。
お店で売っているおやつは、しつけなどのご褒美としてたまにあげるのが良いでしょう。
もちろん人間のおやつ(間食)のようにあげてはいけないわけではありません。

おやつのコミュニケーションを推奨させて頂いております

デルタではお預かりのワンちゃんとのおやつを使ったコミュニケーションを推奨させて頂いております。
初めて来たワンちゃんがなるべくデルタに良いイメージを持ってもらうように、おやつを貰える楽しところと感じてもらうようにしております。

おやつは全ての犬にとって明確な報酬となる

前述したようにおやつは全ての動物にとって明確な報酬となります。
例えば、吠える、なでる、ほめるなどの行動は、飼い主様が行った場合は、極端な人見知りのワンちゃんにとっては、飼い主様からされれば報酬となりますが、初めてあった人からされても報酬にはなりえません。

おやつを使うのは不純?

一部のトレーナーはおやつを使わない手法を採用している場合があります。
おやつを使わない理由は「おやつで釣るやり方は本当の信頼関係ではない」といったものです。
おやつを使うことの是非については、現状科学的な結論は出せるものでなく、あくまで個々人の考え方に依存するもので、正しい、正しくないでは語れないものと考えています。
私は犬とおやつを使って本当の信頼関係が結べると考えています。
ちょっと想像してみてください。
ある、おじいちゃん・おばあちゃんの家に、遠くに住んでいる孫が久しぶりに遊びに来たとします。
彼らは、孫が大好きなご飯やおもちゃをたくさん用意して孫を歓迎します。
普通の家庭のどこにでもある風景かと思います。自分もおじいちゃん・おばあちゃんにはとてもよくしてもらいました。
さて、このおじいちゃん・おばあちゃんに対し「孫をもので釣っている」と感じるでしょうか?
私はそうは感じません。
彼らが、孫のことを本当に大事にしていて、孫が喜ぶことを考えた結果、ご飯やおもちゃを用意したことが分かっているからです。
つまり、そこに本当の愛情があれば、手段はなんでも良いと思うのです。
犬とおやつでコミュニケーションをとるのは、おやつが犬にとっても最も重要だからです。
トレーニングを行うにしろ、ペットホテル にお泊まりするにしろ、彼らにとって明確で価値の高いご褒美がおやつをあげることだと考えています。

ペットホテル &サロン デルタ

送迎もやっています。川崎市、横浜市、東京一部地域までご対応しています(場所により料金がかかる場合があります)。→詳しくはこちら

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